リハビリテーション科では「地域住民に対し、適切で質の高いリハビリテーションを提供する」を基本方針に、業務に取り組んでいます。疾患や手術に応じたプログラム、身体状況の変化に合わせたプログラム、退院後の生活に困らないよう自宅環境に応じたプログラムなど、個々の患者様に対し、その時々において何が必要なのかを考慮し、適切で十分な内容のリハビリを行います。そのために各スタッフは、より専門的な知識を疾患別に学んだり、資格を取得したりするなど、質の高いリハビリを提供できるように努めています。また、医師・看護師・医療ソーシャルワーカーなど他職種と積極的に連携を図り、患者様・御家族様のニーズに合わせた総合的な医療を提供するための一役を担っています。入院から退院に至るまでに十分なリハビリを行いますが、退院時にまだリハビリが不十分な場合には、リハビリ期間内において外来リハビリを継続して対応します。慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの不可逆的な呼吸器疾患については、入院および外来リハビリでの呼吸リハビリテーション(278KB)により長期的なフォローも行っています。
リハビリテーション科
診療科・部門
特徴
施設基準(2021年4月現在)
運動器Ⅰ・Ⅲ、呼吸器Ⅰ、脳血管Ⅰ、廃用Ⅰ、がん患者リハビリテーション
職員数(2021年4月現在)
理学療法士(PT)12名、作業療法士(OT)4名、言語聴覚士(ST)3名、マッサージ師1名
主な資格(2021年4月現在)
- 3学会合同呼吸療法認定士:11名
- 呼吸ケア指導士:2名
- 終末期ケア専門士:1名
- 認定理学療法士:3名(運動器1名、呼吸器1名、代謝1名)
- 日本糖尿病療養指導士:1名
- アクティビティーインストラクター(初級):2名
- 介護予防推進リーダー:1名
対象疾患
- 運動器(骨折、人工股関節置換術、人工膝関節置換術、肩板断裂、運動器不安定症など)
- 呼吸器(肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、誤嚥性肺炎、気管支喘息など)
- その他(脳梗塞、がん、廃用症候群、パーキンソン病など)
その他の活動
リハビリテーションの専門性を生かし、院内および院外において、他職員や近隣住民・新潟市民等を対象とした講座や講演会で講義を行っています。
院内
- 呼吸教室(患者、地域住民対象)
- 糖尿病教室(患者、地域住民対象)
- 褥瘡予防(ポジショニング)についての講義(看護部対象)
- 摂食嚥下リハビリについての講義(看護部対象) など
院外
- 市民公開講座CKDセミナー天地腎
- 小児Ⅰ型糖尿病キャンプ
- 東区地域の施設対象とした、呼吸・嚥下リハビリテーションの講義 など