整形外科(骨粗鬆症病診連携)

診療科・部門

特徴

身近なかかりつけ医(診療所)と整形外科専門医の連携を図り、骨粗鬆症の検査や治療を受けやすくする取り組みを始めています。

画像は後で置き換えます(鈴木メモ1202)

骨の健康 気になりませんか

骨粗鬆症は骨折患者数の増加や治療が問題になるばかりではなく、日常生活動作機能や生活の質を下げ、さらには寝たきりや生命予後不良につながりかねないことが問題です。

そこで身近なかかりつけ医(診療所)と整形外科専門医の連携を図り、骨粗鬆症の検査や治療を受けやすくする取り組みを始めています。

骨の健康が気になる皆さまへ

まだ若いうちから「骨の健康維持」すなわち骨粗鬆症の予防・対策に取り組まれることが望ましいのですが、血圧や肝機能といった比較的関心をもってもらえるものとは異なり、「骨の検診のためにわざわざ病院へは…」といった方が多いことも何とかしたいと考えていました。

そこで身近なかかりつけ医(診療所)と整形外科専門医の連携を図り、骨粗鬆症の検査を受けやすくし、治療を始めやすくする取り組み「骨粗鬆症 病診連携」を始めています。

「骨粗鬆症病診連携」とは

かかりつけ医(おもに内科の診療所)と病院の整形外科医が協力して、あなたの骨の診療にあたります。

  1. かかりつけ医で骨粗鬆症の検査を希望していることをお話しください。
  2. かかりつけ医が問診をします。必要な場合、血液・尿検査・簡易的な骨密度検査を行います。
  3. かかりつけ医が臨港病院の受診・検査予約の手配を行います。紹介状と臨港病院の予約票をお受け取りください。
  4. 予約票に記載された日時に臨港病院に来院してください。レントゲン・骨密度検査を受けたのち、専門医の診察となります。かかりつけ医で行なった検査の内容や、今後の治療方針によっては、もう一日臨港病院に受診していただく場合があります。
  5. お帰りに、かかりつけ医あての紹介状を受け取ってください。
  6. 以後、骨粗鬆症の治療に必要な経過観察、お薬の処方はかかりつけ医で行ないます。骨粗鬆症の診断を受けた方は年に一回程度、再度精密な検査と専門医の診察をお受けください。

連携診療申込のご案内医療関係者の方へ

当科ではご紹介いただいた患者さんのレントゲン撮影、骨密度測定(腰椎、大腿骨)を行い、結果に基づいてアドバイス、処方などをさせていただきます。以後の処方、治療継続は紹介元の先生にお願いをいたしますが、経過を見るべき方には1年後の病院での再検査をお勧めしています。

対象としては「骨の健康」が気になる方自身のご希望でご紹介いただければよいのですが、そのほか、「50歳を超えてからの骨折歴がある」「親の大腿骨骨折の家族歴がある」「人生の最大身長より2センチ以上低くなった」に一つでもあてはまるものがあれば検査をお勧めいただけたらと思います。