言語聴覚士

「言語聴覚士」の仕事

病気や先天的な原因などにより、言語や聴覚、音声、認知、発達、摂食・嚥下に不自由がある人に対してリハビリテーションを行います。

その分野は多岐にわたりますが、当院では主に飲み込みの力が低下している方の機能評価・訓練を行っています。その人に合った食べ方や姿勢、食形態をアドバイスし、必要に応じて嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査に立ち会います。

また、2017年には新潟臨港病院に認知症外来が開設され、記憶力など認知機能の検査も担当しています。

この仕事を知ったきっかけ

友人と進路について相談していたところ言語聴覚士という職業を知りました。それまで自分が当たり前にしていた「食べる」という行為のリハビリがあることに衝撃を受け、調べていくうちに食べることが難しくなってしまった方々の力になりたいと思うようになりました。

この仕事への「想い」

新潟臨港病院では、言語聴覚士は飲み込みの力が低下している方のリハビリが多くを占めています。日々の臨床を通して、「ご飯をおいしく食べる」ということが人生の質に大きく関わっていることを痛感する毎日です。

久しぶりに食事ができ、「おいしい！」と笑顔で話される患者さんの気持ちを共有することが出来るこの仕事はとてもやりがいがあります。これからも患者さんの気持ちに寄り添い、少しでも長く、安全においしく食べることができるようサポートしていきたいと思っています。