医療ソーシャルワーカー

「医療ソーシャルワーカー」の仕事

病気や怪我をすると、思いがけずさまざまな心配事や不安が起こってきます。

治療をしても、これまでと同じような生活ができなかったり、治療や入院が必要でも経済的な事情で医療費の不安があるなど、患者さん、ご家族の事情はさまざまです。

状況や相談内容に応じて、院内、地域の医療福祉機関と連携を図ったり、制度の活用をするなどで一緒に解決策がないか考えていきます。

この仕事を知ったきっかけ

以前は高齢者施設で介護職兼相談員をしていました。

利用者さんが地域で暮らせるようになるまでには当然病気に対する治療がひと段落していることが必要で、施設利用の前段階の医療機関でどのような支援が行われているか知ってみたいというのが、きっかけでした。

この仕事への「想い」

患者さん、家族の生活は決して医療機関にいるそのときだけで完結しません。

そこから一人暮らしだったり、家族との生活だったり、施設での集団生活だったりと、それぞれの場所でそれぞれの生活が待っています。

病気を抱えながらもどう生活するか、ひいてはどう生きるか、気持ちをしっかり聞きながら、患者さんに提供される医療へも、生活へも還元していける支援を行っていきたいと思っています。